カレカノ

そうそう、youtubeカレカノを全て見終わりました。
改めてちゃんと見たらやっぱすっげ名作で驚いた。
ノスタルジックで、トラウマを的確に抉ってきて(笑)、コミカル。
ああ、全きエヴァだ・・・(や、ちょっとしかしらんけど)


後半ほぼ総集編とかすごいひどいけど、あれは前半が大事なんだな。
ttp://www.geocities.co.jp/playtown/1541/karekano.html
これ全くその通りだと思った。


普通、同年代同士のコミュニティがあってそこからカップルって生まれるもんで、2人の世界は必ずしも全てが一致するものではないだろうけど。
雪野・有馬ペアの場合、「仮面の人付き合い」からの脱出は逆に2人の同心円の世界から始まってしまったんだな。
そこから雪野は更に世界を広げて、もう原初とは違う円の範囲を持つようになって、青春謳歌してるけど。
有馬はまだ雪野との同心円から軸を動かせないでいるんだね。
なんかこのズレに有馬が混乱をきたしてくる辺りで全部語りつくしてるんだろうな・・・ってのは見てて思った。
え・・なにこれ。もう言いたいこと終わりじゃん・・・あと半分どうすんの。とか思った。
ので、総集編来たときは、あーやっぱりなと思った。


あの監督は原作の初めの部分を描く場合すごく嵌るだろうけど、就職とか結婚とかだんだん人生論みたくなってくるらしい原作を全て描ききるのは難しかったのかなーと思った。
アニメ当時まだ原作完結してなかったのもあるし・・・
でも、ほんと面白くて原作にも手を出したくなった。
多分これは買ってしまうだろうorz


あと、今これ見ると「のだめ型恋愛」の先駆だよなあと思う。
女の子の女の子らしからぬところ、人間的才能が恋愛要素のキーポイントだったり。
恋愛によるトラウマの解消が物語の重要な命題の1つとして描かれたり。
女の子のが精神的な立ち位置上だったり(笑)
のだめと雪野、千秋と有馬が被る被る・・・
今でこそ、この恋愛観一般的になったかもしれないけど、これを10年近く前にこんなうまく昇華した形で描いた作者って慧眼だよなと思う。


うわー書いてたら原作読みたくなってきた!
・・とりあえず今お金がないから、遅ればせながら友達に頼んで私もエヴァに洗脳されてこようかな・・・DVD観たい・・・