もっと遠くへ

大学の友達と会ってきました・・・
中でも一番エキサイティングな話をしてた奴らと。
東京タワーとか初めて行った。
歴代首相湯呑みを買うかどうか真剣に悩みました。
ビリケン吉田茂がステキに似ていてとても欲しい。
そして日中のオサレカフェで粉飾決算とはなんぞやと、なかなかエキサイティングな話題を繰り広げてきました・・・
クレームブリュレだってまさかこんな話しながら喰われると思ってなかっただろうよ。


嗚呼。学食で3時間平気でしゃべってたりしてたときも、難易度的にはこんな感じだったな。
誰々先生の新しい研究がこうだとか、学会の動きはこうだとか、図書館でシンポジウムがあったとか。
いつもどこか手の届かない前方を見てた。懐かしいよ。
手の届かない前方を見て脳みそ使った議論を繰り広げている限り、一生青春なんだなと思う。
みんな、何も変わってなくてよかった。
変わったのは私の環境だけかもしれん・・・
みんな知的職業に就いて実働しながら色々学んでるけど、私は未だに机上のまま。
上司に「子供だな」って言われるって!!なんてうらやましい!!!
うちは私が一番大人だよ・・・上司がみんなどうしようもないよ・・・
大人とか子供って一体何なんだ・・・



思えば私の思う「大人」は親父が基準で、そもそもがよその基準とはズレていたのかもしれないよ。
何か得体の知れない本棚の部屋に棲みつき
机の上には用途不明の雑貨が大量に混在し(今思えば水平儀とかだったんだな・・・)
事故とかあれば夜中にカメラ担いで出かけて行く割には何故か日中家で遭遇したり
人の主張には耳を貸さず、電話口で誰かを怒鳴りつけ
真夜中にリビングでストロボ焚いてたり
そして日常的な話が通じない。


あまりのフリーダムさに
友達に「お父さん何してるの?」って聞かれて、「・・・さあ?」って答えるしかないような生き物。



子供の頃、奴とはケンカしかした記憶がなく
子育てはまるっきり放棄されとりましたが。
事務職しかしたことない母親の手に負えなくなった今になって、毎日毎日愚痴のはけ口にされてオロオロしてる初老の親父・・・


あまりの縁の薄さに、高校の頃は親父が倒れても見舞いにも行きませんでしたが
人生何が起こるかわかりませんね。





私は抜け出せるんだろうか。
いつか私の思う「大人」になれるんだろうか。



誰かまともな会話のできる人脈を作って乗り切らなくては・・・