一進一退

だめだ。
うまくいかない。


どうやっても仕事がうまくいかない。
今日はまあ、いわば社内調整処理の調書作り。
でもさ。酷いよ。ホッント酷いよあれ。
「今から話聞きに行きますよ」と訳も分からんまま連れて行かれ、おばさん連中の雑談をひとしきり聞かされた後、「じゃあ今の、時系列毎に文書にまとめて」ってオイ!!!!!
ふざけんな!


会社っつーのは
会社っつーのは


ほんとに個人が立ち上げて儲かる方向にだけ好き勝手に進めてきたもんなんだなと実感
もうほんとにゴミみたいなところだ


しねばいいのにしねばいいのに


もうやだ・・・・



しかもそんな胡乱な情報の洪水から情報抽出って・・・
今までずっと論文やってきて、情報リテラシーを徹底的に叩き込まれてきた人間が自らに書くことを許せる事というのはほんの5、6行で。
フォーマットまで全とっかえされて立つ瀬も無く
かと言って自分の考え通すようなネットワークも無く。
ただ単に既存の組織に組み込んで駒にしたいだけなら最初から教えもせずに仕事投げんなと。
フォーマット変える気が無いなら最初から言えよと。
・・・つーか曲がりなりにも創立ン十年立ってるんだったら引継ぎ書くらい作れテメー的な。
これだからバカはありえないよ。
業務効率化って言葉知ってんのかな
ここまでみんな頭が悪いと思わなくて正直立ち直れないくらいショックですね。


あー
もー
あの会社に居る限り胃痛が治らないと思う・・・
気を張ってる間は大丈夫だけど、起き抜けの顔がもうほんとやばい・・・ありえない・・・
ウッカリ気を抜いて欠伸とかすると吐き気が襲って来て泣くはめになる。
もう・・死ぬ・・・・・
むしろ私は悪くないから周りが皆死ね的な




あー
私きっと女じゃないんですよね
幼稚園の頃から男の子に混じって遊んでたし
一応服とかレースの雑貨とか好きだけどホントの趣味は歴史と読書と史跡めぐりだし。
小さい頃の趣味はさんすうだったし。愛読書は三島由紀夫だし。哲学大好きだし。
純文学だのプラトンだの、ああいう「男の言い訳」が良く分かってしまう時点で私はもう完全に男脳だと思う・・・
石川啄木は自分が借金をすることの正当性について巻紙1.2mも使って言い訳しましたが。
三島は自分がホモになったことの言い訳をするのに本一冊分も使ったんですよね。
昔の文豪とかインテリというのは自分が生きていることの言い訳を常に哲学しないと生きていられなかったわけですが
昔の女っつーのは基本的に自分が生きてることに対して言い訳を考えてなかったんじゃないのかな。
生きてる意味なんて何も考えずにただ生きることができたんじゃないのかな。


私は常に生き甲斐がないと生きていけないという典型的ワークホリック体質で、それはもう自分の為す仕事というのが常に人生の目標と一致していなければやっていけない体質だったわけですが
これは一種の宗教ですね。
そういう人間にとって、ただただ生きるためだけに生きられる人間がいるって、それは末恐ろしいことだわ・・・
無目的な人生って、私にとっては生きてることにならないのに・・・


何もなしに生き生きと生きるって
想像の範疇を超えてる。


典型的封建社会の産物である母は私がいくら会社のキチガイっぷりを力説しても「そんなのいいじゃな〜い」と言うだけですが
親父は真剣に気の毒がってくれる。でも胆力つけろと鞭打ってくる。
これはもう・・・


残念ながら私は完全に男ですね・・・はい・・・
・・・そりゃあ封建制の申し子みたいな男にはふられたわけだよ・・・
うまく行くわけねーよこんなラジカルな女。
どうせ私は上野千鶴子を崇拝していますよ。



「みんな一緒が楽しい!」と恥ずかしげもなく豪語し平気で集団にまみれられる会社の同期とは常々宗教が違うと思っとりましたが
こういう無神論者ってのはこれはもう既に無敵だよな・・・
斬っても斬っても復活してくる影みたいなもんだ。


人間ってたくましいんですね。
あたしには理解できないよ。



あーーーーーーあしたもせんじょういかなきゃだよこれほんとにいつせんしするかわからないよ
だったらもうべつにどこでいきてもかわんなくね?


私にとってはあの会社に行くこととイラクのテロ現場に行くことはもうおんなじ次元だよ。
ああああもう・・・・しんじゃいそう。




なんかこの歳になって、社会に出て改めて業態を見渡してみると、ひょっとすると一部の企業家とコンサル業界というのは哲学者のなれの果てかもしれないなと思いました。

ひたすらに自らの論理性を磨くことだけに専心し、周りがバカだからといってどんどん会社を乗り換えていくスーパーハイパフォーマーの姿って。
・・・プラトンに似てませんか?



でもそれって論理力はついても、ひとつの組織に所属して実務経験を積み続けることによる「勘」が身につかないんだよなあと、迷いを捨てきれない私は一体どうしたらいいの・・・やっぱ蒔絵職人?(爆)