わたしが会社から逃げ出した訳

安定企業ってさー
社長を頂点とした封建的家父長制的な性格が極めて色濃いと思うんだよな。
・・いや、会社なんてどこも同じなのかも知らんけど。


私がおなごの身で、アホな頭で、無理に大学まで出て社会参戦(?)に眼の色を変えたのはきっと、
その、資本が家父長制の下に牛耳られる(つまり父親の稼ぎをあてにする)「家庭」と、
母権による支配(一人「娘」であること)からの脱却が、隠れた命題としてあったんだと思うんだな。


それが。
いざ社会と呼ばれるものに身を置いてみれば。
旧態依然とした家父長制に組み込まれ
住居の選択肢は無く
社内でも極めて母権的なポジションへと配属され
更に教育係は母親を髣髴とさせる女性でしたorz


なんか
なんか
そういう配属に、生育環境を透かし見た人事の意図がどれくらい噛んでいるのかという問題はともかくとして。


・・・あまりにも状況が変わらなすぎて。
今までの22年、幼稚園からもう一回やり直してるような既視感に襲われて。
22年分、一段上がった「あいうえお」習得という「しつけ」と、「同期との(強制的な)連帯の構築」という「遊び」の時間を義務的に消化しなくてはいけない状況が非常に苦痛でしたね、はい。


・・・「あれしちゃダメよ、これしちゃダメよ、独り暮らしなんて以ての外よ」と「危険行動」の全てをスクリーニングされてきた22年のスタートとあまりにも相似性を感じてしまって。


自ら人間関係を選択的に構築する余地が全く与えられなかったのですね。
・・・22年の間で、私なりに細々と構築してきた友人関係があるにも拘らず。
しかも、その世界観が22年間で叩き込まれたものとは全く異質のものであるにも拘らず。


おまけに・・・おまけにその「社会」の閉鎖性がね・・・






こんなんじゃちっとも「社会に出」てねーじゃんかよ!!!






と絶望が襲ってきましたな
更には実家からも「あれを送るか」「これは要らんか」と再三の関与・・・
・・・キレるかと。



その中で自分の「独」という観念を確保するための唯一の抵抗が、他人との間に壁を作ること、自分のプライベートに関する情報は一切遮断することだったんですな。
・・・そういう会社でそういうことやってたら、当然頭はおかしくなる。





ある日突然



・・・あれ?


私って誰 ? ?



みたいなことになる。
なんつーか
とうとう地表面の水平角度がぶれた。135度くらい。(爆)
同時に自律神経も失調した。




・・・なんていうか単にマトモに「時間の切り売り」だけで金稼げる会社風土がいいな、うん・・・
社風という宗教に染めないでくれ。
きもちわるい。