生きるのに

疲れた


やっぱり私には
一人
孤独しか
似合わないのかもしれない


美しくなければ
生きたくも
ないし
他人の噂話にもきっと
耐える
ことが


できない


世の中に
間違いなど
なかったらいいのに
時間など無限にあったらいいのに


誰も終わりなど
望んでいないのなら
生きず 食べず 暮らさず
ただ美しいものばかりを眺めて
さわさわと風に吹かれて
暮らしていける期間が
あったら
いいのに


誰にも
良いところだけしか
見せたくないのに
時間と不安とばかりが心を占めて


不安だけがただ


いつもただ、共にいる


雅であること
上品であることは
何故こんなにも
こんなにも尊いのか


なのに貰いすぎたという私は
世間に全てを返さなければならないという


時計の秒針を
憎む


生身の体を
憎む