新人の懊悩

だんだんメールが増えてきたよ。
休日明けでメールチェックしたらドン引きするくらいのメールが入ってたよ。
いいぞいいぞ。
いや、業務に関係ない社内イベントとかのメールはうざいけど。
思わずメモ取りたくなるような面白そうな講習会のチラシとかも回ってくる。
こんなの、同じ世界に存在してることすら知らなかったよ!!


私、株とか経済とか経営学なんて全ッ然興味ないと思ってたけど。
メガバンクの経済分析なんて全然一生関係ないと思ってたけど。
いざ自分が関われる余地が出てくるとなると、俄然勉強やる気になってて驚いてる。
やべえ、経済も結構いけそう。
ていうか日経面白い。
なんだ。よく読んだら新聞てさ、会社の中とか会社間で日常起こってる現象にいちいち名前付けたり要素に分解したりして、動きの原理を体系的に分析してる読み物なんじゃないかー。早く言ってよ。
経済用語とか全然分からんし、先輩の喋ってる単語も7割くらい初耳だけど。
でも記事が何を主張したいのかとかは何となく分かるから少しだけ安心する。


そういえば私、卒論も日本史日本史した文書主義というよりは、民衆行動の原理を論じるみたいな、どちらかというと社会学的な視点だったんだよね。
日本史やるのに文書史料使ってないっていうどうしようもない学生だったし。
お金を稼ぐ方法論自体にはまだあまり興味ないけど、経済って結構面白いんだね。


会社は9月になったら外部講習行かせてあげるねとか言ってるけど、正直一刻も早く色々勉強したくてたまらん。
どうせ暇なので、仕方なく会社法とかひいて一人でうひうひしてます。楽しい。
知らないことが沢山あるってすばらしい。


しかし私はどうやっても純文学的な方向に突っ走りたくなるところが変わらないようで、それはちょっと困る。
会社的には理論上とか倫理上とかの「正しさ」「厳密さ」を追求したいわけではなく、結局は単に会社がちゃんと社会の中で利益出しながら存続・成長していければそれでいいんだよね・・・
その方法論としての組織洗浄なわけで。
スタンスは論文じゃなくてちくま新書なんだよねえ・・・
民間企業は実行段階に適度な適当さが求められるのが辛いよ。思考力に余力があっても現実を考えたら言うのをセーブしなきゃいけないもんね。


そこを私は、ちょっと気を許すと机上の空論を突き詰める方向に考え詰めようとしてしまうので。
・・・やばい。
言いたいことが溜まる上に、新人でまだなんも仕事振られてないから余計に窮屈だし。
正直、社内アンケートの内容とか見てると本気で根本から改善する気があるようにはとても見えないよorz
頻度語の定義くらいもっと厳密にしようよとか突っ込みどころが満載だよ!!
・・・自分はつくづく学問オタクだなあと思う。



ほんのちょびっとでも自分の考えが仕事に反映できるようになったら少しは変わるのかなー・・・
まあ、いつかまたね。利益とか効率とか実現性とか考えずに思うさま形而上学を語れる日が来て欲しいね。
・・私は理想家なんですよ。



あーあ。今は楽しいけど、3年で異動ってのを考慮すると今から身の処し方考えておかなきゃなあとか思う。
これで収益部門とか回されたらもはや脱出するしかない。
・・・今回は文学よりはまだ食っていけそうですが。
どうすんだろ。私。やだなあ。