うつ病が多い理由について考えたこと。

うつ病に限らず統合失調症ADHDとか精神疾患全体について。

年齢と共に社会集団は変わるし地方と首都圏の差というのもあるのが少し疑問だけど
うつ病って昔からこんなに多かったの?
昔から神経症とかいう名前で一定数はいたんだろうけど、うつ病とかって最近急に爆発的に多く耳にするようになってない?
新聞の新刊の欄とか。
単に認知の問題かもしれんけど一応統計的にはこういうことになってるんだね・・・
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2150.html


思うにそれって女性の社会進出が進んで女性総合職が増加してきた頃から多くなってきてない?
男女雇用機会均等法が1985年だったっけ?
今2010年でしょ、25年で大体職場の総合職男女比半々になったわけね。
・・と書くとまるで女が鬱の元凶みたいに聞こえますが(爆)
そうじゃなくて(私の鬱の原因は職場の女も多分に関係してたけどな)職場環境とライフスタイルの変化の歪みから来てないかなー・・・
団塊世代ってALWAYSの映画評で「日本中が貧乏だった」とかよく言われるみたいに、良くも悪くも平等な時代だったんでしょ?
で、うまく行ってたっていう触れ込みなんでしょ?
じゃあそこからの実際の人間の活動の実態に対する周囲からのフォローアップも、全ての舵取り役としては主に行政も・・・みんな何か対応が間違ってたってことじゃね?


格差社会の非正規雇用ネカフェ難民(古)のと言われてますが、それって昔でいう部落問題とかと同じじゃね?
http://blhrri.org/nyumon/hito/nyumon_hito1.htm
時代は変わって流石にやや水準は上がってるけど
修学旅行に行けなかったの実家脱出のために猛勉強したのっていう現代の貧乏話と状況が酷似してる・・・
こうやって負の生い立ちの記憶しかない人間が増えるくらいなら、もっと行政介入した方が良くね?
国家というものが一人の人間の一生を本当に大切に考えているのなら、多少犠牲払ってでも美しい記憶を持った人間を作るべきだろう。
特に都市部にだけこんなに無駄に金余ってるこの時代ならな。やってできないもんでもなかろう。


だって社会復元のリソースは金だけじゃないと思うよ。
人間と金、認識の順序で言ったら絶対人間の方を先に認識してるんだから、無償の力添えってコマンドが可能だろうよ。
何でも金金金、損得勘定でしか人間関係築こうとしないからおかしいんじゃないの?
金⊂好意だが好意⊂金ではない。
遊びに来た友達に金取ってお茶出すの?
ていうか全ての人間に生きる権利があると本気で思ってるなら目先の損得を考えるなよ。
同じ職場の隣の奴が作業に困ってて見て見ぬフリする奴とかもう完全に理解不能
人間としての基礎コマンドが完全に欠落してるって。


・・今、中国で医師やら弁護士やらの凶悪犯罪が増えてるらしい。
どうも、能力に見合っただけの社会的地位や収入を与えられていないのが動機らしいとニュースで言ってましたね。
山岸涼子の作品の中には、津山38人殺しも経済的理由での「インテリの苦悩」が原因と分析した作品もあるよ。
どれもこれも、金じゃなくて人が支えになればなんとかやり過ごせた問題かもしれないのにね。


部落問題も結局は当事者が水平社とか作って声を上げないと動かなかったんだよね。
ネカフェ難民問題もNPOやらユニオンやらが草の根で頑張ってようやくメディアに取り上げられるようになってるってとこで。
・・・それ考えると、行政って一体何をしてんだろうと思う。
単におためごかしの制度作って事務処理して世の中回してる気になってるならあまりにも投げやりなんじゃないの?



・・・日本の中心であるところの東京、中央政界、特にそのトップなんていったらもう、日本の権力の一番上まで上り詰めたって感じなんだよね?
特に某93代くらいの大臣なんて、家柄も、富も死ぬほどあったりしてもうあとこの世に欲しいものなんてないんじゃないの?
・・・なのに就任した直後から妙に所在なさそうに見えたのは私だけ?
最近政治家のインタビューとか見てると、首相になってなんか「え。なったはいいけどこれから何しよう」的な人が妙に多く見えるのは気のせい?
・・・マニフェストとか所詮優等生の答辞みたいに考えただけなんと違うか?(爆)
ほんとはもう自分の物質的生活は充実しきってて、実現したいビジョンなんて何もないんじゃないの?


それならお金持ちも貧乏人も得をする方法がひとつだけあると思うんだよね。
教育分野に投資すればみんな幸せになる気がする。
それも、競わせるだけの教育じゃなくてごくごく幼少期からの文化教育という意味で。
本当の意味での想像力がないからそんなに自分の感情にも他人の感情にも鈍感な人間が生まれるんだってば。


教育が浸透すれば貧乏人に恩恵があるのはまあ言わずもがな。
人間て世の中を知るために生きてるといっても過言でないと思う。
生きてる限り知識を増やし続けたいと思うのは人間の性だと思う。
世の中経験やら手に職やらが重視されるのに、ゆとり教育とかもうほんと不幸以外の何物でもなかったよね。
貧乏人の手記見てるとみんな働かなきゃいけない学校行きたい字が読みたいとかしか言ってないのに
折角一度は教育制度整備したものを、また子どもから勉強取り上げるとか一体何を考えてたんだろうね。


んで、教育増資したら増税で税金余計取られるようになるだろう金持ちにだって、長い目で見たら恩恵があると思うよ。
いくら金持ってたって、優良サービス自体がなかったら使い道ないじゃん。
歴史の偉人の生い立ちを見渡しても、金持ちの子だけから優秀な子が生まれるとは限らない。
地方の過疎地にだって教育だけはばら撒いておけば、いつどんな化け物が出てきて世の中を劇的に進化させるような技術を開発するかわからない。
地方の寒村からすごい名優が出て金熊賞獲るかも。
村山富市みたいに漁民の子から政治家出るかも。
それに金銭的に今上流にいる人には文化で飯食ってる人大勢いるんでしょ?
なんでその消費人口を増やさない??


これだけ格差格差言われてて、上と下の年収格差が最大億単位であるんだから、もっともっと富の再分配と機会均等しないと世の中全然流動しやしないよ。
何で世の中つまらないかって、労働人生の大半を同じ面子と同じ仕事だけしてるから息も詰まるし話題も無くなるし気持ちから老けてくんだって。
水面みたいに動かない世界なんて数年続くと思ったら気がおかしくなるわ。
何で出生率低下の理由に「気づかない」のかな。


・・・千葉の手賀沼は、利根川と水路結んで水を流動させたら圧倒的に水質が改善されたそうですね。
100万人と言われる人が鬱になってこれだけ病んだ今の社会、どれくらい流動させたら浄化されるだろうね?
なんだかんだ折角物質的にはこれだけ豊かな社会、このまま腐らせるには惜しいと思うけど。